【検証】AIでスライド作成、Claude、Gemini、Genspark、Manus、どれが使いやすいか?
どうも、生成AIをもりもり使っているタケイ(@pcefancom)です。
AIでスライドをプロンプトのみで作成できるのも当たり前になってきました。
同じプロンプトでもツールごとにスライドの内容は違いますし、テイストも異なります。Claudeはシンプルだけど図解がない、Geminiはおしゃれだけど情報が薄い、Gensparkは詰め込みすぎ……みたいな感じで、それぞれ個性が出るんですよね。
現在、課金して使っているAIツールで同じプロンプトを使ってスライドを作成、どれが実際に使いやすいのか?検証してみました。
スライド作成のためのAI選びの参考になったら嬉しいです。
Claude、Gemini、Genspark、Manusに投入したプロンプト
今回の検証では、「Chromebookの良さを伝えるプレゼンテーション」をテーマにしました。
プロンプトは
「Chromebookとは何か、Chromebook Plusとの違い、Chromebook Plusのメリットをスライドにして」
です。
このプロンプトを4つのAIツールにまったく同じプロンプトを投入して、それぞれどんなスライドが出てくるのかを試しました。
Claudeのスライド|日本人が作るスライドに近い、テキストのみで画像に弱い
ファイル名: claude_chromebook_guide.pptx 作成されたページ数: 7ページ
4つの中で最少のページ数です。
表紙は「Chromebookの魅力 完全ガイド — Chromebook vs Chromebook Plus あなたに最適な1台を見つけよう」というタイトルで、テーマを端的に伝えてくれています。

良かった点
スライドのデザインはシンプルで、日本のビジネス現場で普段見かけるパワーポイントにかなり近い仕上がりです。奇をてらったレイアウトや派手なオブジェクトはなく、テキストと表で構成されているので、そのまま社内資料として使える安心感があります。
とくにテキスト中心で、よく仕事で使いそうなデザインがナイスですね。「Chromebookとは」(2枚目)では高速起動・強固なセキュリティ・クラウド中心・長時間バッテリーの4点を2×2のグリッドでまとめていますし、「Chromebook vs Chromebook Plus」(4枚目)ではCPU、RAM、ストレージ、ディスプレイ、Webカメラ、AI機能、価格帯の7項目を表形式でビシッと整理してくれています。「Intel N系 / MediaTek」vs「Intel Core i3以上 / Ryzen 3以上」のように具体的なスペック名も入っていて、この比較表はそのまま使えるレベルです。

7ページとコンパクトながら、「こんな人に最適」(3枚目)で5つのペルソナ(ネットサーフィン・動画視聴メインの人、Google Workspace活用の人、子ども・学生、セカンドPC用途、コスト重視の人)を提案したり、最終ページ(7枚目)で「どちらを選ぶ?」としてChromebookとChromebook Plusそれぞれ5項目ずつの選定基準を並べたりと、内容の網羅性も十分です。
改善点
画像生成に弱いのか、図解が全然なかったのが唯一の弱点です。7ページすべてがテキスト・箇条書き・表のみで構成されていて、ビジュアルで「ここが違う!」と見せるインパクトがありません。
Chromebook Plusのメリットを2枚(5〜6枚目)に分けて解説してくれていますが、パフォーマンス、AI機能、ビデオ通話、ディスプレイ、ストレージ、品質保証と文章がびっしり並んでいて、図解やアイコンがあればもっと伝わるのにな、と思いました。テキストの質が高いだけに、もったいないとは感じました。

Geminiのスライド|展示会のスピーチに合いそうなスライド、シンプルすぎて勉強会には合わなさそう
ファイル名: gemini_Chromebook.pptx 作成されたページ数: 13ページ(実質11ページ+質疑応答1ページ+画像ソース1ページ)
4つの中で最多のページ数です。ただし最後の2ページは「ご質問はありますか?ご清聴ありがとうございました。」という定番の締めスライドと画像ソース一覧なので、実質的な中身は11ページになります。
良かった点
デザインが極シンプルなのが良かったです。
1スライドあたりの情報量が絞られていて、余白を大胆に使ったレイアウトになっています。「Chromebook Plusの登場」(3枚目)は「さらに高いパフォーマンスとインテリジェントな機能を凝縮」というコピーだけの1枚で、とにかくシンプルでした。
全体的に展示会などのキーノートスピーチに出てきそうな雰囲気がありますね。Apple風というか、「1スライド1メッセージ」に近い構成です。

「ビジネスを加速させる力」(11枚目)では「IT管理者による満足度 94%」という数値を大きく出してインパクトを与えたり、「クリエイティブな表現を可能に」(9枚目)ではLumaFusion、Photoshop、Sparkといった具体的なアプリ名を挙げてクリエイティブ用途を提案したりと、ステージ映えするスライドの作り方がうまいです。

また、外部の画像(YouTube、Freepik、BestBuyなど)を引っ張ってきてスライドに埋め込んでくれるのはGeminiならではの特徴で、画像ソースのURLをちゃんと最後のスライドで明記してくれる丁寧さも好印象でした。

改善点
シンプルすぎて、図解も文字解説もないスライドが散見されます。
「圧倒的なパフォーマンス向上」(5枚目)は見出しだけで本文が「※従来のトップセラー製品との比較に基づきます。」しかありません。おそらくグラフや数値の図解が入る想定だったのだと思いますが、テキストだけ見ると情報が空っぽに見えてしまいます。

なので勉強会には合わなさそうというのが率直な感想ですね。13ページとページ数は最多なのに、各スライドの情報密度が低いので、あとから配布資料として見返したときに「結局何がポイントだったっけ?」となりがちです。
登壇者のトークで補足する前提のスライドなので、手元に残す資料としては心もとないなと感じました。
Gensparkのスライド|内容は詰め込み系、内容はわかりやすいが、ゴチャゴチャしすぎ
ファイル名: genspark_chromebook_benefits_20260216130008.pptx 作成されたページ数: 5ページ
4つの中で圧倒的に少ないページ数です。5ページでChromebookの紹介からChromebook Plusの解説、まとめまで完結させています。
良かった点
内容はかなり詳細に検索しながら作ってくれた感が強いです。
たった5ページなのに情報の抜け漏れがほとんどありません。
「Chromebookとは?」(2枚目)では、ChromeOS搭載、爆速起動、多層防御セキュリティ、シンプル&自動更新、豊富なアプリ対応(Google PlayストアやLinux環境にも言及)、一日中使えるバッテリーと6つのポイントを1枚に凝縮しています。

「Chromebook vs Chromebook Plus」(3枚目)の比較スライドも力作で、スペック基準、価格帯、Plus限定機能(AI消しゴムマジック、Web会議の高画質化・ノイズ除去、ファイル自動同期)、おすすめユーザーまで1枚にまとめ上げています。

作り込み度で行ったらNo.1かもしれないとは感じました。
最終ページ(5枚目)の「まとめとおすすめ」には、「購入前チェックリスト」としてメモリ8GB以上、ストレージ128GB以上、ディスプレイ フルHD IPS液晶、Webカメラ 1080p+ノイズ低減機能、Wi-Fi 6対応/自動更新期限(AUE)確認という具体的なスペック基準が入っていて、「Chromebook Plusのロゴがあるモデルなら安心!」「さっそく探してみよう」と行動を促すクロージングまで用意されています。内容に抜け漏れがないなとは思えました。

注意点
ともあれオブジェクトを多用、テキストが多くて、そもそもパワポとしてどうか?と思いました。 5ページしかないので1枚あたりの情報密度が極めて高く、スクリーンに投影したときに聞いている人が読み切れない可能性があるなと感じました。
特に比較スライド(3枚目)は、左右にChromebook PlusとChromebookを配置した上で、スペック基準、価格帯、主な用途、Plus限定機能、おすすめユーザーと全部盛りです。1枚のスライドとしては情報過多とは思います。

もう少しシンプルでいいです。
2〜3枚に分けてもよかったと思いますし、5ページに収める必要がそもそもあったのかな、という感じもします。
※ただ、たたき台としてもらって自分で分割・調整する使い方なら、情報が全部入っている分、ゼロから作るより圧倒的に楽です。
Manusのスライド|内容は詰め込み系、Gensparkに似たデザインになりがち、図解がナイス
ファイル名: manus_Chromebookの良さを伝えるプレゼンテーション.pptx 作成されたページ数: 12ページ
Manusが作ったスライドは12ページで、実質的な中身のページ数ではGemini(実質11ページ)を超えて最多です。質疑応答や画像ソースのような「捨てスライド」がなく、12ページすべてが中身のあるスライドになっています。
良かった点
作ってある中身の解説が意図を汲んでくれているのがManusの一番の強みです。
「Chromebookとは?」(2枚目)では、Chrome OS搭載やクラウドベースといった基本情報に加えて、「2011年の登場以来、シンプルさと安全性を武器に進化を続け、現在はAndroidアプリやLinuxにも対応するなど、機能が大きく拡張されています」と歴史的な文脈まで添えてくれています。

さらに「クラウドファーストの設計思想」として「デバイスが故障してもデータを失うことがなく、どこからでもアクセスできる安心感があります」と初心者にもわかりやすい補足が入っていて、プロンプトの「ガジェットに詳しくない層にも伝わるように」という意図をちゃんと反映してくれているのが好印象でした。
他のAIにはなかった切り口として、「Chromebookのグレード(種類)」(5枚目)で通常のChromebook、for Education、Chromebook Plus、for Work、Gamingの5ラインナップを価格帯付きで一覧表示してくれています。Chromebook Plus以外のラインナップまで網羅してくれるのはManusだけでした。

Chromebook Plusのメリットも3枚に分けて丁寧に解説してくれていて、性能面(7枚目)、AI機能(8枚目)、オフライン利用(9枚目)と整理されています。AI機能のスライドではGoogle AI Proプラン1年間無料(月額2,900円相当)という特典情報、Gemini・消しゴムマジック・かこって検索・クイックインサート・文書読解サポートといった具体的な機能名がずらりと並んでいます。



図解も納得できるというか使いたいものが多かったですね。
「Chromebookの3つの特徴」(3枚目)ではシンプルな仕組み・高いセキュリティ・低価格&高コスパの3軸をそれぞれ4項目ずつグリッド表示、「Chromebookのメリット」(4枚目)では起動の速さ・メンテナンス負荷の小ささ・クラウドベースの安心・初心者の扱いやすさを4象限で見せてくれています。
最終ページ(12枚目)では「迷ったらChromebook Plusが正解」と明快なメッセージで締めて、「タケイノート」「Chromebook Guide」のブランド名まで入れてくれている。

ここまで仕上げてくるのはManusならではです。
注意点
オブジェクトを多用、テキストが多い印象です。もうちょっとシンプルにしてほしいとは思いました。
12ページという枚数がある分Gensparkほどの圧縮感はないですが、それでも1枚あたりの情報量は多めです。
「ChromebookとChromebook Plusの違い」(6枚目)は表形式でCPU、メモリ、ストレージ、カメラ、画面、AI機能、価格の7項目を比較していますが、Claudeの比較表と比べるとテキスト量が多くてやや見づらい印象があります。

作成しているお国柄が出る形なのかもしれません。
Gensparkもそうですが、ManusもGensparkに似たデザインの方向性になりがちで、「情報を詰め込んでビジュアルで見せる」というアプローチが共通しています。日本のビジネス現場で求められるシンプルさとは少し違う文化を感じるんですよね。
比較まとめ感想|結論は「併用」!ClaudeをベースにしてGenspark、Manusのオブジェクトを付け足す
4つのAIツールでスライドを作ってみた結果を、まとめます。
| AI | ファイル名 | ページ数 | デザイン | 情報量 | 図解 | 向いている用途 |
|---|---|---|---|---|---|---|
| Claude | claude_chromebook_guide.pptx | 7ページ | シンプル・日本的 | 凝縮型 | 弱い | 社内資料・配布用 |
| Gemini | gemini_Chromebook.pptx | 13ページ(実質11+2) | 洗練・余白多め | 少なめ | 外部画像あり | ステージ発表・キーノート |
| Genspark | genspark_chromebook_benefits_20260216130008.pptx | 5ページ | 詰め込み系 | 密度最高 | あり | 最小構成のたたき台 |
| Manus | manus_Chromebookの良さを伝えるプレゼンテーション.pptx | 12ページ | 詰め込み系・凝ったUI | 最多・幅広い | 質が高い | 情報網羅・詳細資料 |
ページ数はGeminiが13枚(実質11枚)で最多、次いでManusが12枚、Claudeが7枚、Gensparkが5枚です。
ただしページ数と情報量は比例しません。Gensparkはたった5ページなのに1枚あたりの情報密度が極めて高く、Claudeの7ページ分に匹敵する内容をカバーしています。
逆にGeminiは13ページありますがコピーだけのスライドもあり、「総情報量」で言えばManus>Genspark>Claude>Geminiという順番ですね。
使いやすいデザインはClaudeと思ってます。
7ページとコンパクトながら、比較表やペルソナ別の提案など実務で必要な要素がちゃんと入っていて、日本の社内資料として「そのまま使える」感覚に一番近いです。テキストの質も高く、修正の手間が最も少ないのがClaudeでした。
ただ、図解が物足りないので、GensparkやManusから撮ってきて使うというのはありだと思います。
Manusの「Chromebookのグレード一覧」(5枚目)や「Chromebookの3つの特徴」(3枚目)のグリッド図解、Gensparkの「購入前チェックリスト」(5枚目)、Manusの「AI機能の特典解説」(8枚目)など、Claudeのスライドに付け足したい図解素材が豊富にあります。
この「Claude=ベース、Genspark・Manus=トッピング」方式が、現時点で一番効率的なワークフローだと思いますね。
また、ステージでセッションならGeminiでもいいかなと。
Geminiは余白を活かしたシンプルなデザインで、外部画像も自動で引っ張ってきてくれるので、カンファレンスやキーノートスピーチのようにトークで補足する前提の発表スタイルには合っています。
今後、各ツールのスライド機能はどんどん進化していくと思いますが、2026年2月時点での私のおすすめは「Claude+Manus(またはGenspark)の併用」です。
AIでのスライド作成、どれを使おうか迷っている方の参考になれば幸いです!
以上、AIでスライド作成、Claude、Gemini、Genspark、Manusの比較検証でした。
参考になれば幸いです。
